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 絵本を使った食育

近年「食育」という言葉を耳にする機会が増えてきました。この言葉には『食を通して人間として生きる力を育む』という大きな意味を持っています。

子どもに対して家庭でできる一番の食育は親子で食を楽しむことだと思いますが、メデイアでの情報もあふれているものの、具体的に家庭でできることとなると思いつきにくいかもしれません。

ここでは身近である絵本を通じた食育をご紹介します。

食材を知る

くだものさん学研教育出版

やさいさん学研教育出版

特に小さい子どもたちの目には、まず絵が飛び込んできます。なので食育という点では、かわいさよりも物本来の形や特徴が表現されているこれらのような絵本がお薦めです。

この絵本を見せながら飛び出してきた風に本物を登場させ、見て、触って、実際に触れることで新たな発見につながります。そのまま切って食べる経験までできたらより一層、楽しめます。

子どもが少し大きくなって「野菜はどこでできるの?」という疑問に対しても絵を見せながら伝えられます。

あまいね、しょっぱいよグランまま社

2歳くらいになり、今までなかった好き嫌いがでてきます。親として「食べなさい」と言いたい気持ちもでてきますが、味覚がしっかり発達してきた証拠なのだと捉えると気持ちが楽になるかと思います。

そんな時、この絵本を通じて子どもが発見した味覚に積極的に関わり、食べる意欲を刺激できたら食材に親しみを抱けるかもしれません。例えば「すっぱいもの、なーんだ」と、問いかけてみます。子どもの声を受け、食べる真似をして「すっぱいお顔して〜」と声をかけます。遊びにつながると味の感覚を子どもが楽しめるようになるかもしれません。

食べたい気持ちを育む

おいしいよブロンズ新社

親は少し躊躇してしまうかもしれませんが、スプーンを持つ前の手づかみの経験は成長に欠かせない経験になります。

絵本に登場する食べ物を実際に食べる経験、温度や感触、素材感などじかに触れるからこそ知ることができます。

「いちご、つめたいね」「べとべとしているね」など、言葉にして伝えることも大切だと思います。

しろくまちゃんのほっとけーきこぐま社

サンドイッチサンドイッチ福音館書店

食べるための過程を知り、楽しめる絵本です。2, 3歳になればこれを見て実際に作ることも楽しめて、食欲がなかった子も完食できるかもしれません。

絵本からメニューのヒントを得る

毎日メニューを考えるのは大変ですが、日々子どもと関わる中で少し視点を変えてみると、メニューにつながります。

例えば、雲を見ていた子どもが「お魚さんだね」と言ったら魚が登場する絵本を考えてみます。『きんぎょがにげた(福音館書店)』があります。難しく考えず、魚のホイル焼きの一番上に魚に型抜きしたにんじんをのせておきます。「あっ!きんぎょが逃げてきた」この一言で、その子のホイル焼きは物語メニューに変わるはずです。「お空にいた魚さんも逃げていたのかな?」と声をかけたら食事中の会話もいつも以上に楽しくなるかもしれません。

遊び心を加えることで料理を作る大人も楽しめますし、こんな楽しい雰囲気をつくることも大切な食育につながっているのです。

参考

食育の本:「食育」のすべてがわかる - キラジェンヌ

幸せの絵本 - ソフトバンククリエイティブ

2017/11/27 更新

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