登下校中の震災対策
いつ起きてもおかしくない大震災。それは、子供たちの登下校中に起きてもおかしくはありません。先生や親の付き添いがない登下校中の地震において、子供たちは自分の身を守れるか。それは、子供たちそれぞれの判断に委ねられてきます。
子供たちが安全に行動できるよう、子供たちに寄り添い一緒に話し合い、子供たちの安全とともに安心も守りましょう。
通学路の下見をする
毎日通う通学路は、必ず一緒に歩いて下見をします。もし、ここで地震が起こったらどんな行動をするべきか、と通学路上のそれぞれの場所で立ち止まり子供と話し合うことで、いざという時に子供が思い出して、すぐに行動に移せます。
防犯ブザー・防犯ホイッスルを常備する
不審者対策として、ランドセルに防犯ブザー・防犯ホイッスルをつけている小学生を最近はよく見かけます。こちらは、災害時でも役に立ちます。何かの下敷きになってしまった・けがをして動けなくなってしまった時、周囲に自分がいることを知らせ、助けを求める手段になります。
災害用伝言ダイヤルを活用する
電車通学の子供に教えておきたいのが、「災害用伝言ダイヤル『171』」です。これについては、以下の通り体験利用提供日が設定されています。実際に子供と使ってみて、家族間での連絡の取り方を確認しましょう。
- 毎月1日,15日 00:00~24:00
- 正月三が日(1月1日00:00~1月3日24:00)
- 防災週間(8月30日9:00~9月5日17:00)
- 防災とボランティア週間(1月15日9:00~1月21日17:00)
災害用伝言ダイヤル (171)体験利用のご案内| NTT東日本より引用
登下校中に震災にあったら
徒歩の場合
- ブロック塀が倒れてくる
- 建物の窓ガラスが割れて落ちてくる
- 自動販売機が倒れてくる
- 瓦屋根の家の瓦が落ちてくる
- 電信柱が傾く
- 液状化現象が起こる
- 津波が来る
以上のように、様々な事が起こりえます。通学路を一緒に歩き下見してお子様と話し合うことが非常に大切でお子様の命を守ることにつながります。地震によって落ちてくる・倒れてくるものに対しては、この場所だったらランドセルで頭を隠してしゃがむなど、具体的な対策を話し合うといいでしょう。
電車通学の場合
- 学校が近いなら、学校に戻って避難
- 自宅が近ければ自宅へ(予め家族で決めた避難場所まで)避難。
- 自宅と学校の中間なら駅員の指示に従って避難場所へ
- 最寄駅の避難場所のみならず、通過駅の避難場所や土地勘をつけておくのもよい
- 水分・ホイッスル・軽食(カロリーメイトなど)・マスク・コンパクト携帯ラジオ・ミニライトの常備
慣れない場所での震災は、何より子供の不安が大きいです。見知らぬ土地・知り合いがいない・携帯が繋がらない。そんな環境においても、1人で冷静に判断ができるようにさせるには、家庭での震災に対するシュミレーションです。また、それが子供の安心材料になります。
マンションエレベーター内の場合
登下校中の震災は道路上のみとは限りません。マンション住まいの家庭では、登下校にエレベーターを利用している子供も多いです。最近のエレベーターは、地震を感知すると最寄りの階に停止しドアが開き避難できるタイプがあります。しかし、今までに経験したことのない大地震が起きた場合、必ずしもそうとは限らないかもしれません。エレベーターに乗っている最中に普段の揺れとは違う揺れを感じた場合、とにかく近くの階のボタンをいくつも押します。停止してドアが開いたら、避難しましょう。揺れがおさまったら階段での移動を開始します。この時、ご家庭でエントランスでの待ち合わせなのか、部屋での待ち合わせなのか話し合っておくと良いでしょう。
参考
関連するSNSのコメント