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 おたふくかぜ

おたふくかぜとは?

ムンプスウイルスが原因で、飛沫や接触により感染します。春から夏にかけて流行することが多く、潜伏期間は2~3週間ほどです。耳の下が腫れてくる数日前から発症後10日ほどは感染力が強い期間です。

一度かかると免疫が出来るため、2度とかかることはないと言われています。

また、このウイルスは、脳や分泌腺に侵入しやすいので合併症にも要注が必要です。

 おたふくかぜの症状

最大の特徴は、耳の付け根からあごにかけてが腫れることです。最初に片方だけ腫れ始め、両方が腫れてピークを迎えますが、腫れは7~10日ほどで治まります。
顎付近の腫れは、口内や喉にも影響し、痛みを伴うため、食べ物が噛めなかったり、のみこめなかったりと食欲低下にもつながります。

38度~39度の熱が出ることもありますが、ほとんど発熱しない場合もあります。熱が治まらず、強い頭痛や吐き気などを伴う場合は、合併症の恐れがありますので、急いで受診をしましょう。

治療法と自宅でのケア

消化力の低下、痛みによる食欲の低下が見られるため、消化がよく、あまり噛まなくても食べられるようなものを食べさせるとよいでしょう。気持ちが良さそうであれば、腫れに冷たいタオルなどを当ててあげるとよいでしょう。

ムンプスウイルスに対する特別な治療薬はなく、解熱剤や鎮痛剤など、対症療法となります。安静にすごし、水分補給を心がけましょう。

予防接種について

おたふくかぜの予防接種は任意です。摂取料金の目安は5000円~8000円ほど。予防接種をしても感染することがありますが、症状は軽くなる傾向にあります

予防接種は、ムンプスウイルスの毒性を弱めたワクチンを体内に入れて、免疫を作るというもので、1歳~3歳で1回、5歳前後で再度摂取するパターンが一般的です。発病すると出席停止とされてしまいますので、保育園や幼稚園など、集団生活が始まる前に受けておくといいでしょう。

副作用はほとんどありませんが、ごく稀に無菌席髄膜炎を引き起こすことがあります。しかし、自然におたふくかぜにかかって無菌性髄膜炎にかかるよりも、はるかに低い頻度で、症状も軽くすむことが多いようです。大人になってから感染すると重症化しやすく、睾丸炎や卵巣炎を発症し、不妊につながることもあります。

参考

国立感染症研究所

2015/12/15 更新

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